「最近、物忘れが多くなった気がする・・・」
「同じことを何回も繰り返し話している・・・」
「家の周辺で迷うようになった・・・」
家族の異変に気づくのは、だいたいが近くにいる家族です。
だけど、
「親が認知症かも・・・でも、どうしたらいいの?」
と分からなくて悩んでいる方がいると思います。
実際、僕もどうしたら良いのか分からずに途方に暮れていました。
ネットで検索しても、答えは見つからず・・・
今回は、認知症を疑ってからやるべきこと5選をまとめて紹介します。
患者の状況や地域によって異なると思いますが、
実際に僕の父が診断された体験を踏まえてお話しするので、
よければ参考にしてください。
認知症を疑ったらやるべきこと5選
その① 違和感を感じたことを記録する
家族から見てどんな変化があったのかを書く、写真、動画などで記録を取ることで、
医師への説明がスムーズにになります。
記録する内容は、
- 症状はいつ頃で始めたか
- 以前と比べて「何が」、「どのように」変わったのか
(参考例)
・物忘れの頻度が上がった
・過去に起こった出来事はハッキリと覚えているのに、昨日今日のことは思い出せない
・服、ズボンを裏表逆に着ても気づかない
その② 友達や職場の人に様子を聞く
家族がいないところではどんな感じなのか、友達や職場の人に聞くのも必要です。
お家の中では様子がおかしいのに、外では問題なく過ごしているということもあります。
その③ 病院を受診する
まずは、近所にある脳神経内科、脳神経外科、精神科を受診してみましょう。
いきなり大きな病院を受診すると初診料で+5000円ほど取られてしまいます。
まずは、小さいクリニックさんにかかってみて、そこの医師に大きな病院等へ
紹介状を書いてもらう方がいいかもしれません。
その④ 原因をハッキリさせる
認知症の診断は、医者の判断でいくつかの検査を行い総合的に判定されます。
検査は、問診・神経心理学検査・血液検査・脳の画像検査を組み合わせて行われます。
問診をする時の注意点:
患者本人と家族からお話を聞きます。
担当医が患者本人に質問する際は、
たとえ答えられていなくても、付き添いの家族は静かに見守りましょう。
その⑤ 今後に備えて相談する
認知症と診断された場合、ここから治療がはじまります。
同時に、仕事・介護・保険・お金などについても考え準備していきましょう。
ここで助け船を出してくれるのが、ソーシャルワーカーと地域包括センターです。
専門知識を持った職員が、
患者本人やご家族が抱える悩みや問題(経済的問題や入退院、社会復帰援助など)
の相談に応じてくれ、知恵を貸していただけます。
ソーシャルワーカーと地域包括センターについては、
別記事にまとめる予定なので楽しみにしててください。
まとめ
介護をする日は突然おとずれます。
介護が始まってから動くのはとても大変です(経験者は語る・・・)。
診断を受けたら、前もって介護サービスや保険について考えてみてください。
ご家族にかかる負担を少し軽減させることができるかもしれません。
介護をされている方へ、
僕は毎日いろいろな人に助けられて生きていると実感しています。
1人で悩まずに誰かに相談するという選択肢を選ぶと
生活も少しは改善されるかもしれません。